短編小説
○月×日 ―曇りのち晴れ―[後編]
◆月○日 曇りのち晴れ 結局、今日も彼と一緒に登校する事になった。 まだ歩くと足が痛むから、ゆっくりとしか歩けない。 「 続きを読む →
○月×日 ―曇りのち晴れ―[前編]
○月×日 晴れのち曇り 今日も桜並木の入り口で、いつもの彼女に出会った。 朝のジョギング中にすれ違う可愛い女の子。 高い 続きを読む →
あなたにふたたび出会うまで
彼は、香港にいる——。 【キャラフレ】で親しかったかつての仲間を集める。新年会を兼ねた同窓会を企画していたときだった 続きを読む →
翔愛祭・終わらない祭り
学園は異様な熱気に包まれていた。 校門へと吸いこまれていくかのように、つぎつぎと人が集まっている。 学園前は派手に装飾が 続きを読む →
わたしの天使、みつけたよ
古びた板張りの廊下からは、ピアノの音色がかすかに聞こえてくる。曲は『シューベルト即興曲集第4番』。美しい音色も、人気のな 続きを読む →
最高の想い出を(後編)
えりりは宿泊所の救護室で目覚めた。瞳に涙をうかべる彼女は、心底無念といった容子で、顔面蒼白だった。 「あら、おはよう。 続きを読む →
最高の想い出を(前編)
荻野遥はえりりと手を握りあいながら、河口湖方面行のホームで電車の到着を待っていた。ホームにはほかにも、これから修学旅行に 続きを読む →