特訓してくれた友だちのためにも、全力を尽くそう! 赤組が優勝したら、彼に告白するんだ。

ちょっと気になる男友だちは、陸上やってて脚がとっても速い。
私も走るのは得意。
二人を同じチームにしてください。
寝る前、星空に祈ってる。願いはきっと叶うから。

チーム分けは抽選。
その結果は…。
私は赤組。彼は青組。
組ごとに集合する時、彼は運動場で私は体育館。
ほんとに別なんだなーって、しょんぼり。

私は短距離走に出ることになった。
みんなの期待に満ちた眼差し。
私ががんばったら、赤組が優勝しちゃうかもしれない。
彼も体育祭楽しみにしてる。きっと優勝を狙ってる。
私、走ってもいいのかなぁ?

放課後、彼が天使像前で待ってた。
私と同じく短距離走に出るんだって。
別れ際、一緒に練習しようと提案してきた。
どうして?私は敵チームだよって言ったら、彼はにやりと笑った。
「本気の俺が居るチームが負けるわけ無いじゃん?」
その自信たっぷりな態度すごくかっこいい。
胸がどきどきしてきた。

翌朝、グラウンドに集合。
彼は私の走る姿を真剣に見てる。
無駄な動きをすると、すぐに注意が飛んでくる。
腰を安定させろとか、頭を横に振るなって。
夢中になってくれるのは嬉しいけど、ちょっと鬼教官?

体育祭の日が来た。
まだ何も表示されてない得点ボードの前で、誓いを新たにする。
特訓してくれた友だちのためにも、全力を尽くそう!
赤組が優勝したら、彼に告白するんだ。